一般社団法人日本脊髄外科学会

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4.胸廓(きょうかく)出口症候群

胸郭出口症候群とは?

手に行く神経は、背骨から出た後、首の筋肉や鎖骨、肋骨などで作られる狭いトンネルを手にいく血管と一緒に通ります。この部分で神経や血管がつぶされて手に様々な症状がでる病気です。なで肩の女性や、肩コリのひとにおこりやすいといわれています。

症状は?

主に小指側になんとなくしびれるような感じがでたり、手全体が重く、うっとうしいような感じがすることがあります。進行すると手が上手く動きづらくなることがあります。重たいものを持ったり、腕を上に挙げると症状が強くなることがあります。

<シビレを感じたら読む本。橘滋国 著。ブルーバックス>の図を一部改変

治療

治療の第一は悪い姿勢をとらないようにすることです。たすきがけをするような胸をはる姿勢をとるよう心がけます。症状が強かったり、手が上手に動かないような場合には手術を行うことがあります。手術は、全身麻酔で鎖骨の上、もしくは腋の下から行います。

ポイント

決定的な診断が難しく、色々な症状からある程度診断する必要が多い病気です。

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