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脊椎脊髄外科専門医委員会
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2.肘部管(ちゅうぶかん)症候群

肘部管症候群とは?

肘の内側の部分で、尺骨神経という神経が傷むことで、小指側にしびれがきたり、手の細かい動きが上手にできなくなる病気です。末梢神経障害の中で2番目に多く、日常よく遭遇する病気ですが、最近は肘部尺骨(ちゅうぶしゃっこつ)神経障害と呼ぶ傾向にあります(だいたい同じ意味です)。

<超入門。手術で治すしびれと痛み。井須豊彦、金景成 編著 メディカ出版>の図を一部改変

症状は?

手首あたりから先の小指側がしびれますが、薬指は小指側の半分しかしびれません。肘を曲げていると症状が強くなるのが特徴です。症状が進むと、箸が使いづらいなど指先の細かい動きが下手になってきたり、手の筋肉が痩せてきたりします。

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治療は?

治療の第一は安静で、なるべく肘を曲げないようにします。ビタミン剤が有効なこともあります。しびれ、痛みが強かったり、手の筋肉が痩せてきて、細かい動きが上手にできなくなってきた場合、手術を行うことがあります。手術は、局所麻酔で手術用顕微鏡を使って60分程度で終わります。

<超入門。手術で治すしびれと痛み。井須豊彦、金景成 編著 メディカ出版>の図を一部改変

ポイント

指先のしびれが小指と薬指の小指側半分なら、この病気である可能性が大です。

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