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脊椎脊髄外科専門医委員会
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1.手根管症候群(しゅこんかんしょうこうぐん)

手根管症候群とは?

手首から手のひらの真中には正中神経という神経が走っています。この神経は手首のあたりで骨のトンネルを通りますが、手の使い過ぎなどが影響してこの部分で神経が傷むことで、指先にしびれがきたりする病気です。末梢神経障害の中で最も多く、日常よく遭遇する病気です。

症状は?

手のひらから、親指、人差し指、真中指、薬指半分のしびれが起こります。しびれは朝方に強かったり、自転車や車の運転、編物など手を使うことで強くなりやすく、手を振ると少し楽になるのが特徴です。
中年の女性に多く、手の甲はしびれず、手首より手前がしびれることはありません。また薬指の親指側半分しかしびれないので、しびれる場所からある程度診断することができます。症状が進むと、親指付け根の筋肉が痩せてきたり、親指の力がおちるため、物を落としやすくなってしまいます。

<超入門。手術で治すしびれと痛み。井須豊彦、金景成 編著 メディカ出版>の図を一部改変

治療は?

治療の第一は安静で、なるべく手を使わないようにします。時に、手首にコルセットをはめて安静を施したりします。ビタミン剤が有効なこともあります。しびれや痛みが強かったり、細かいものが上手に摘めないような場合、手術を行うことがあります。手術は、局所麻酔で30分程度で終わります。

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ポイント

しびれが小指と薬指の小指側半分になければ、この病気である可能性が大です。

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